地域社会の持続的発展

金融教育への取組み

小学生~大学生を対象とした金融教育の授業

「貯蓄から投資」の流れが加速する時代背景から、金融経済教育の重要性が一層高まっています。
高校の金融経済教育の内容拡充を受け、県内の高等学校へ講師を派遣しており、大学では、「金融学」の寄付講義を実施しております。
また、名古屋市のキャリア教育の推進に協力する「ナゴヤキャリアタイムサポーター」として、市立小学校・中学校・高等学校を対象に出前授業の実施や、職場訪問の受け入れを積極的に行っています。
今後も、ライフプランニングや投資の重要性などをテーマに金融リテラシーの向上に繋がる活動に取り組んでいきます。

金融教育受講者数

2022年度2023年度2024年度
476人 361人 480人

エコノミクス甲子園 愛知大会の主催

エコノミクス甲子園は、次世代を担う高校生への金融経済教育の普及を目的として、全国の高校生が「金融知力」を競い合うクイズイベントです。
あいちFGは、第2回大会より毎年主催しており、愛知県内の高校生が全国大会出場を目指し、楽しく金融や経済を学びながら熱戦を繰り広げています。

第2回東海大会~第19回愛知大会
参加者累計 746人

  • エコノミクス甲子園

産学連携の取組み

お取引先企業の課題解決支援や学生のキャリア形成支援、サステナビリティの取組みなどについて地元大学などと幅広く連携を図っています。

連携協定先(締結順)

名古屋工業大学・豊橋技術科学大学・名古屋大学・名古屋市立大学・名城大学・豊田工業高等専門学校・日本福祉大学・近畿大学・中部大学・愛知大学・岐阜大学・名古屋芸術大学・梅村学園(中京大学・中京大学附属中京高等学校)・南山大学・名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校

中京大学×名古屋港水族館×あいち銀行の連携企画

2024年4月〜2025年1月にかけて、あいち銀行と産学連携協定を締結する中京大学および名古屋港水族館の連携企画として、学生による名古屋港水族館の来館者ニーズ把握に向けたフィールドワークやアンケート調査を行いました。調査分析結果の報告や、より魅力のある観光施設づくりに向けた提言が2025年2月の報告会で発表されました。
中京大学の学生による調査・分析の成果を活かし、名古屋港水族館の魅力向上に取り組むことで、学生が実践的な学びの機会を通じて成長を実感するとともに、愛知県の観光産業の発展を促進しています。

南山大学との連携協定

2025年1月、学校法人南山学園南山大学と地域社会の振興と発展に寄与することを目的として、「連携・協力に関する協定書」を締結しました。
アントレプレナーシップを養成するプログラムの一環である「NANZAN English Pitch Arena」への協賛や、2025年9月から開講した経済学部の学生を対象とした寄付講座など、地域活性化、学術研究、学生教育、国際交流等の分野において連携・協力をしています。
学生への金融知識の提供とキャリア教育に貢献することで地域社会の振興と発展に寄与しています。

  • 「NANZAN English Pitch Arena」
    英語でビジネスアイディアを発表することで、学生がアントレプレナーシップ(挑戦する力や発想力)を鍛えるプログラム。

名古屋六大学合同PBLへの協力

名古屋六大学(名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、南山大学、名城大学、中京大学)が主催する「名古屋六大学合同PBL」の運営に協力しました。
本プログラムは、大学間の垣根を越えて異なる専門分野の学生たちが共通の地域課題をテーマに議論・分析・提案を行うもので、新たな視点からの課題発見や解決策の創出を目的としています。
当行からは、3つのテーマのうち、2つの課題を提供し、学生たちは約3か月にわたり調査やデータ分析、企画立案を実施しました。最終報告会では、提案を行い、地域社会における課題解決への新たなアイデアが生まれ、企業・大学・行政の連携強化に寄与しました。
また、学生にとっても、実際の企業課題に取組む経験を通じて、課題発見力や論理的思考力、チームワーク力を高める貴重な学びの機会となりました。
引き続き、名古屋六大学との産学連携を通じて、地域社会の発展と次世代を担う人財育成に貢献していきます。

お子さま向けSDGsノベルティの取扱い

SDGsへの取組みの一環として、お子さま向けノベルティの取扱いを開始しました。

地球にやさしいいきものおりがみ
・全ての用紙にFSC認証紙を使用。
・レッドデータブックあいちに掲載されている絶滅危惧種の動物が折れる仕様となっており、幼いお子さまにも環境問題について意識していただける仕様としました。

LGBTに対応した住宅ローンの取扱い

LGBTに対する社会的関心の高まりを受け、住宅ローンにおける配偶者の定義に「同性パートナー」を追加しました。これにより、同性パートナーとのペアローンや収入合算の申込が可能となりました。

預金業務における代理人取引の取扱い

「成年後見制度」や「日常生活自立支援事業」をご利用されていないお客さまが、預金取引行為が困難となった場合に備え、日常生活資金のご出金などの預金取引について、お客さまが指定した代理人さまによるお取引きが可能です。

旧姓による預金口座の取扱い

働きやすい社会づくりの一環として、ご希望される方へ旧姓による預金口座開設を取扱っています。内閣府が関係各省と連携のもと取組みを進めている、女性活躍の視点に立った制度等の整備における「旧姓の通称としての使用の拡大」に呼応するものです。

ファイナンス商品を活用した地域への寄贈・寄付

寄付型私募債やコンサルプラス地域貢献(寄付・寄贈)コースで銀行が受け取る手数料の一部により、お客さまが指定する学校や地方公共団体などへの物品の寄贈や、あいち銀行が指定するSDGsに取り組む対象先へ寄付を行うことで、お客さまの地域社会への貢献活動のサポートを行っています。

  • コンサルプラス
    資金調達に合わせてお客さまが希望するコンサルコースを提供するあいち銀行独自のプログラムです。

公益財団法人 あいちFG教育文化財団

地域の教育・文化の振興に寄与することを目的として、1990年に当財団は設立されました。毎年愛知県内の教育・文化に携わる個人および団体への助成や、愛知県内の高等学校における文化および体育活動への援助を行っています。

助成金等累計 849先 3億2,030万円